目次
はじめに
今回は私が人生でやりたいことの1つである世界一周旅行について考えをまとめてみました。
旅先でたまに世界一周中の旅行者とお会いすることがたまにあるのですが、やはり世界一周旅行中のエピソードは個人的に魅力を感じますし、体験談もおもしろい話が多かったです。
そんなこともあり、30歳までに世界一周旅行をしておきたいなと考えています。ただ、30歳で世界一周旅行するとしたときに、世間の目もそこまで温かくはないのかなと考えたりもします。(やはりフラフラしているというイメージはつきまとうかなと。。)
どうせやるなら自身を持って世界一周旅行に臨みたいので自分にとっての意味付けをしっかり見つけようと思い、本記事の執筆に至りました。
はじめに申し上げますが、基本的に自分の価値観と照らし合わせた場合のメリットを書き連ねただけなので、もしかすると考え方の相違があるかもしれません。そんなときは、「こんなメリットもあるんじゃない?」など、別の切り口からぜひあなたの価値観をおしえていただければ幸いです。近頃人の価値観から学ぶことがとても多いなと思っているのでぜひぜひ教えて下さい。笑
そもそも世界一周とは
そもそも世界一周するとはどのようなことなのかきちんと考えてみました。いろいろな国を飛び回ることだろうなというイメージは容易にわきますが、イメージを具体的にすることと、今後世界一周の計画を立てる場合に自分なりに世界一周の定義を設定しておくと便利だなと思ったのでしっかり定義します。
一般的な世界一周の定義
航空業界最大手のスターアライアンスやワンワールドでは世界一周航空券を販売しており、世界一周の要件として下記を定義しています。(世界一周旅行券については追々まとめる予定です。)
・旅は同じ国で始まり、終わります
・地球を西回りか東回りの方向に移動する。
・2ストップ以上
・一度大西洋を渡る
・一度太平洋を渡る
Round The World
これを要約すると
「太平洋と大西洋を各々1回渡って出発地に戻ること。」
とでも言えるでしょうか。定義としては意外と味気なく感じます。
自分なりの世界一周の定義
航空会社が定義する世界一周の定義は下記のように要約しました。
「太平洋と大西洋を各々1回渡って出発地に戻ること。」
ただ、私としては味気なく感じてしまうので、下記の要件も追加します。
- すべての大陸にそれぞれ1ヶ月以上滞在する(ユーラシア大陸はアジア大陸とヨーロッパ大陸に区分する)
上記の要件を追加し、私なりの世界一周の定義は
「6大陸すべてにそれぞれ1か月以上滞在し、太平洋と大西洋を各1回以上渡って出発地に戻ること」
とします。いよいよ濃い世界一周っぽくなってきましたね。笑
旅行費用や旅行日数の相場
続いて先程定義した世界一周旅行に近いプランでの旅行費用や日数の相場を調べてみました。世界一周ブロガーなどの情報を基に相場を調べると
となり、思ったよりも短期間、低コストな相場となっています。
ですが、やはりその旅行期間に安定的な収入を得ることが難しいこと、帰国後の社会復帰などの不安は残るため社会人になってからの世界一周旅行はやや将来への不安を感じます。
世界一周のメリットってなんだろう
そこそこのリスクを負ってでも世界一周旅行をする意味があるのか、得られるものは何があるのかという点を考えてみることでモチベーションを高めてみようと思います。
話のネタが増える、経験値積める
1つ目は月並みな言葉ではありますが、話のネタが増えたり、旅行中の様々なトラブルに見舞われることで経験値が上がるなと思っています。
私の個人的な意見ではありますが、経験値が高い人は大抵のことでは動じない安心感がありますし、お話も楽しいと感じる方が多いです。そう考えるとありきたりではあります世界一周をしたというだけで自己紹介のインパクトにもなりますし、人としての魅力はかなり高まると思います。世界一周をしたことで自分の中での自信つながることもあるかもしれません。
希少価値が上がる
次に考えられるメリットとしては人としての希少価値が上がるということです。
実際に日本国内で世界一周旅行経験がある人数を推定してみます。
まず2019年の日本からの出国者数は2000万人と言われています。
また、1人当りの海外旅行の回数はおおよそ平均2回という統計データがあります。
(参照:https://www.jata-net.or.jp/data/stats/2019/pdf/2019_sujryoko.pdf)
さらに出国者数のうち0.1%が世界一周旅行者と仮定(肌感覚の仮定です)すると、一年あたりの世界一周旅行者数は
2000万人 × 0.1% ÷ 2 = 10000人
となります。これは日本の人口比で言うとおおよそ0.01%、つまり1万人に1人の割合になります。
私の寿命を80年と仮定すると私の生涯中に80万人の旅行者が世界一周をすると考えられます。これは人口比で1%以下で100人に1人程度の割合です。
つまり世界一周旅行を通じて、旅行という分野において希少価値のある人間になることができると考えることができます。
希少価値を上げるのって意外と難しい
少し話を膨らませて、希少価値の高い人材を定義する際に、ある分野において100万人に1人の人材であること(参照:)という定義をよく耳にします。1つの分野で100万人に1人を目指すのではなく、3つの分野で100人に1人の人材となれば、100分の1の3乗で100万分の1人材になれるというのは有名な話だと思います。
これに加えて、ある分野のスキルをマスターするにはその分野のスキル習得に1万時間を費やすことでマスターできるという話があります。
(参照:天才! 成功する人々の法則ーマルコム・グラッドウェル)
これらを整理すると
・自らの希少価値を上げる1つの指針としては、まず1つの分野をマスターし100人に1人の存在となることが有効
・1つの分野をマスターするには1万時間程度を費やすことが必要
とでも言えるでしょうか。
前節では世界一周旅行の経験を経ることで、旅行というカテゴリにおいておおよそ100人に1人の存在になれるのではないかと述べました。また、世界一周に費やす期間を1年、1日の活動時間が16時間であるとするならば、世界一周旅行で費やされる時間は
365日 × 16時間/日 = 5840時間
となり、1万時間のおおよそ6割程度の時間で希少性を高めることができると考えることができます。(旅行をマスターしたという定義が曖昧ではありますが。。)
上記のような観点で見ると、世界一周旅行により比較的短期間で、ある分野での希少価値がある人間になれるのではないかと考えることができます。
まとめ
ここまで大まかに世界一周旅行のメリットについて自分なりに整理して意味付けをしてみました。
こじつけのような話も多いですが(笑)、少しでも定量的に考えると今までの感覚よりも世界一周するメリットって大きんじゃないかなと私自身の中での整理が付きました。
もちろん、大事なのは自分がどうありたいのか、希少価値を高めることで何をしたいのかという方向性を自分の中で設定するのが極めて重要です。
世界一周することを目的と考える人もいれば、今回の記事で述べたように自分の成長の手段と考える方もいると思います。もし世界一周をしたいなと考えられている方がこの記事をお読みになられていたら、改めて「なぜ世界一周をしたいのか」という意味付けを考えるきっかけとしていただければ幸いです。