目次
はじめに
こんにちは!けーじ(@freeeak_)です!
本日は貸付型クラウドファンディング事業を運営するクラウドクレジットについて紹介します。
クラウドファンディングとは、お金が必要な人(借りたい人)と、お金が余っている人(貸す余裕がある人)をインターネットを通じてつなぎ、資金の融通を促すもので、最近だとキックスターターなどが有名です。(Kickstarter)
クラウドクレジットはその中で貸付型のクラウドファンディング事業を展開している会社で、2013年に設立された比較的若い会社です。
(実はクラウドクレジットの杉山社長とは一度セミナーでお話をさせていただく機会がありましたが、ベンチャー社長のイケイケ感は良い意味であまりなく、金融マンらしく実直で誠実そうな印象をうけました。笑)
2014年から今日までの実績は、平均利回り年2%、中央値で4%とかなり高い利回りで運用しています。
私自身もすでに1年程度運用しており、償還実績もついたので、このタイミングで皆さんにご紹介するべく、記事の執筆に至りました。
今回の記事では、
・クラウドクレジットとはどんな会社なのか
・どんな商品を取り扱っていて、利回りはどの程度なのか
・リスク、会社の信頼性はどの程度あるのか
(リスク、信頼性に関する見解は私見によるものです、信頼性を保証するものではありませんのでご注意下さい。)
の3点について詳しくご説明いたします。
クラウドクレジットとは?
まず、クラウドクレジットとはどんなサービスなのか、取り扱い商品や利回り、企業としての信頼性について説明していきます。
新興国を主な対象とした貸付型クラウドファンディング
クラウドクレジットは新興国を主な対象とした貸付型クラウドファンディング事業者です。
クラウドファンディングとは、お金が必要な人(借りたい人)と、お金が余っている人(貸す余裕がある人)をインターネットを通じてつなぎ、資金の融通を促すもので大別すると下記のようなセグメントに分類できます。詳しい説明は省きますが、クラウドクレジットは貸付型クラウドファンディングに属するサービスとなります。
・貸付型(融資型):クラウドクレジットはこのセグメント
・購入型
・寄付型
・ファンド型
・株式型
クラウドクレジットのサービスの仕組み
クラウドクレジットのサービスは、日本と比べて銀行の貸出余力が低い国の資金需要者(お金を借りたい人・企業)に対して、日本の余剰資金を融資するサービスです。
サービスの流れとしては
1.日本の投資家がクラウドクレジットの投資商品に出資
2.クラウドクレジットが日本の投資家から集めた資金を海外の資金需要者に貸付
3.貸し付けた資金需要者から元本+利息を回収
4.回収した利息からクラウドクレジットが運用報酬を差し引いたものを投資家に分配
という流れになります。
日本ではお金の借り手がいないということで金余りという現象が生じています。
一方で世界(特に新興国)では、お金の需要は高いにもかかわらず、銀行などが融資する資金を十分に持っていないことで資金需要に対し供給が不足している状況が発生しています。
この課題に対し、日本の余剰資金を海外の資金需要へあてがうことで需給バランスを保とうというビジネスが、クラウドクレジットのサービスということになります。
どんな商品を取り扱っている?利回りは?
新興国対象のファンドが多い
クラウドクレジットが取り扱う商品は下記の様に新興国への融資を対象としたものが多いです。
具体的にはクラウドクレジットを通じて、現地の金融業者へ資金が注入され、その金融業者から個人・中小企業の資金需要者へ貸付が行われています。
モンゴルや、中東など我々が普段あまり触れることのない国への投資となるため、投資判断を行うための情報が得にくいというのはリスクだなと思います。
ただし、下記のリストからこれまでに償還実績があるものなのか、ハイリスクな投資商品であるものなどはコメントが出ているので、ある程度参考にすることはできます。

「世界に貢献する投資」を哲学としている
クラウドクレジットの企業理念というべきか、投資哲学として個人的に面白いなと考えているのは、「世界に貢献する投資」を哲学としているところです。
下図のように投資商品の中には、カメルーンの農業事業者への支援目的の融資を行う商品や、アフリカの未電化地域への電化をすすめる支援を行う商品などが存在します。
新興国への旅行が好きな私としては投資を通じて新興国の発展に貢献できるという意味では個人的に投資しがいのある商品だなと思います。
取り扱い商品の利回りが高く、1万円から投資可能
クラウドクレジットで取り扱う商品は利回りがかなり高いです。4.9%~12.4%という範囲で商品が展開されています。今後10年間の米国株平均期待リターンが4-6%と言われており、クラウドクレジットの水準はかなり高い水準であることがわかります。
また、最低投資金額も1万円からとかなり低めに抑えられているので、投資のハードルが低いのも特徴です。
商品のリスクは?
新興国が対象のファンドが多く、リスクも高い。分散投資は必須
一方で先程述べたようにラインナップとして、新興国を対象としたファンドが多いのも特徴です。無論、新興国投資でなければここまでの高利回りは実現できないわけですが、、笑
新興国が対象のファンドはやはり経済成長のボラティリティが大きいことからリスクも高くなる傾向にあります。また、中東や、東欧など政情不安のリスクがある国もあるので慎重なファンド選びが重要になります。
ただし、これまでのクラウドクレジット運用実績を見てみると平均利回りは2.11%、中央値4%・最頻値は6%程度となっており、実績としては比較的良好な結果であると考えられます。下記の分布では利回りがプラスになっているファンドが多いことから、分散投資で運用すれば十分プラス利回りで運用することが可能だと考えられます。
引用元:https://crowdcredit.jp/about/
クラウドクレジットとしても分散投資を推奨している
クラウドクレジットとしても、リスクの高い商品を取り扱っていることから、分散投資を推奨しています。
下記の図はクラウドクレジットのサイトに掲載されている分散投資によるリスク分散効果のチャートになります。
投資対象を10以上に分散することでリスク発生率を大幅に下げられるというデータです。
最近では、クラウドクレジットの取扱商品の中にも分散投資パッケージ商品がラインナップされています。このパッケージを購入することでは下記の3点に対する分散投資ができるようになっています。
・投資通貨の分散
・投資地域の分散
・投資ファンドの分散
まだまだ本パッケージのラインナップは少ないものの10万円程度でリスク分散かつ高利回りのファンドを購入できることから今後人気が出てくるだろうと考えています。
企業としての信頼性は?
ここで気になるのは、比較的若い企業であるクラウドクレジットに信頼性があるのかどうかという点ですね。多くの方が、高利回り商品=詐欺?怪しい?といったイメージを持ちがちだと思います。無論、私も同様です。笑
クラウドクレジットへの投資に際してはかなり綿密に企業の信頼性を精査しました。クラウドクレジット主催のセミナーへも参加し、社長の杉山さんともお話させていただきました。
その結果、会社としての信頼性は足るものと判断し、投資に至りました。その中で重要だと考える2点について簡単に説明いたします。
伊藤忠など大手企業からの出資も受けており信頼性は高い
まず、クラウドクレジットは下図の企業からの出資を受けています。伊藤忠を始め、マネックス証券や、第一生命などの金融業界からも出資を受けています。これは、大企業からクラウドクレジットの事業に対する期待の現れであると考え、信頼性の高さを感じています。
引用元:https://crowdcredit.jp/company/
セミナーの実施も多い
クラウドクレジットと他の企業とのセミナーも3ヶ月に1回程度実施されています。社長の杉山さんが登壇されることもあるので、会社の雰囲気や、クラウドクレジット取り扱い商品の理解を深めるためにはぜひ参加してみることをおすすめします。
引用元:セミナー情報|クラウドクレジット
運営メンバーも金融業界出身者で固められている
当然のことかもしれませんが、クラウドクレジットの構成メンバーは金融業界出身者で固められています。
引用元:運営メンバー
個人的には、メンバー一人一人の略歴と顔が出ていることは重視しています。詐欺まがいの投資案件は大体メンバーの顔が出ていなかったりすることが多いです。
企業活動の実態を表す意味でも、このメンバー紹介の部分が充実していることは信頼度が高いなと感じています。
まとめ
本記事ではクラウドクレジットについて概要をご説明いたしました。
クラウドクレジットの特徴として、
・新興国に対し、日本の余剰資本を融資することで利息などの収益を得る融資型クラウドファンディングを行う企業である
・新興国投資の商品が多く、利回りは高い(募集時利回り年5%〜12%、実績平均2%、中央値4%、最瀕値6%)
・新興国投資であることから商品のリスクは高め、分散投資をするのが良い
・伊藤忠など大手企業からの出資を受けていることから企業の信頼性は高いと考えられる
といったポイントが挙げられます。
上記に挙げていませんが個人的には世界に貢献する投資という哲学を持つクラウドクレジットは海外旅行好きな私としては共感を覚える点です。
将来クラウドクレジットによる融資のおかげでできたインフラなどを旅行中に発見できると感慨深いかなと思い投資をはじめました。笑
株、国債、仮想通貨、など投資商品は多岐にわたりますが、クラウドファンディングでの投資という投資も投資商品の分散として考えて見てはいかがでしょうか?